こんにちは、インド映画大好きな未来です。
今回は「聖者の谷」という映画をご紹介いたします。
インドとアメリカの合作作品で、サンダンス映画祭ワールドシネマ部門、ドラマ観客賞など2部門を受賞しました。
インド、カシミール地方の湖を舞台に、フィクションとノンフィクションの要素を併せ持ったヒューマンストーリーです。
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「聖者の谷」作品紹介
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製作
2012年 / アメリカ・インド合作 / 82分
監督・脚本・出演者
監督、脚本:ムーサ・シード
出演者:グルザール・バッド(グルザール) / ニーロファル・ハミッド(アシファ) / アフザル・ソーフィー(アフザル)他
あらすじ
インドの避暑地カシミール地方のダル湖で、観光ボート業で生計を立てる青年グルザール。
彼は親友のアフザルと共に、故郷を捨てて、都会へ立とうとしていた。
しかし外ではイスラム教徒のデモが過激派し「外出禁止令」が発令、足止めされることに。
そんな混沌とした状況下に置かれる中、ダル湖の汚染調査をしていた研究員の女性、アシファと出会う。
やがて彼女の研究を手伝いはじめることになり、そこで芽生える恋と友情の変化。
政情不安定なインド、カシミール地方での分離独立運動や、ダル湖の汚染問題などの社会問題も盛り込みながら進むヒューマンストーリー。
感想
冒頭から、カシミール地方における紛争問題や水質汚染の問題など、社会問題を提示されるような映像。
そんなかなり混沌としている状況下でも、ダル湖の静けさと、田舎町の風景、そこでたんたんと暮らす人々の様子がなんだかとても美しく見えました。
そして前半に繰り広げられるグルザールとアフザルの友情が、とてつもなく可愛い。
どんだけ仲良しなんだって思うほど、青年男たちの仲睦じい様子が見てとれるのが、おもしろい。
しかし、その友情がアシファとの出会いによって、どのように変化していくのかというのも見所のひとつ。
ありふれた恋物語、友情物語といった感じではなく、その全てに社会問題が絡んできているのがこの地方ならではの視点だなと感じました。
実は私が今、この映画を観ているのはコロナウイルス真っ只中の現在。
この映画の中でも「外出禁止令」が出され、経済活動や交通網がストップしている様子が描かれていました。
思わぬところでそれがリンクして、なんだか妙にここで暮らす人々に感情移入してしまいました。
なんだか少し切ない気持ちになるような映画でしたが、決して大げさではない、人間のリアリティを感じられるような作品でした。
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※本ページの情報は2021年4月1日時点のものです。
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